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2007年11月

2007年11月30日 (金)

叱っても、叱っても・・・

前回お話ししたとおり、2歳を過ぎても、ひとことも言葉を話せない青でしたが、2歳代のはじめごろには、こちらから話しかける言葉については、少しずつ理解出来るようになってきているようすでした。

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当時の青は、「ママに○○をちょうだいね」などという、言葉での簡単な指示に応じてくれたり、「○○はどれ?」という質問に、指さしで答えたりすることが出来るようになってきていました。

しかし、いずれも 『気が向いたら』 という感じで、その時によって、やったりやらなかったりでした。

1歳代のころ、わかっているのかどうかあやふやだった自分の名前は、このころにははっきり『青』 だと理解しているようすでした。

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1歳代のころから比べたら、こちらからの言葉かけに反応して、応じることが少しずつできるようになってきた青でしたが、基本的にあくまでマイペースで、話しかけても、そ知らぬ顔をしていることも、まだまだ多かったと思います。

とくに、何か興味のあることに入り込んでいたりすると、あいかわらず、名前を呼んでも振り返らないし、こちらの目を見ようともしませんでした。

その、青が入り込んでいる興味の対象が、お気に入りの電車の絵本やプラレールだったら、何も問題はないのですが・・・
困った 『いたずら』 だったりすると、話は別です。

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青は身体が大きかったので、背伸びをすれば手が届くインターホンは、ご近所にいくつもありました。外を連れて歩いていると、青は、見ず知らずの家でもおかまいなしに、目についたインターホンを押そうとします。
いくら叱っても、やめようとしません。

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叱っても、叱っても、いたずらをやめようとしない。
こちらの言葉を、なかなか聞き入れてくれない・・・

青は、ひとことも喋れないながらも、こちらの言葉は少しずつ理解できるようになってきているはずなのに・・・

2歳代は、一般的に反抗期の年代で、お母さんの言うことをなかなかきかない子なんて、少しもめずらしくはないと思います。

でも、青の場合は、何かが違いました。
言うことをきかないのは、わたしに対して反抗した態度をとっているというわけではなくて、自分だけの世界に入り込んで、母親の言葉など耳に入ってゆかない、そんな感じでした。


■ ■ ■ ■ ■

なかなか言うことをきいてくれない。こちらの思いにそってくれない。
どこまでいっても 『マイペース』。
青がそういう子供だということは、1歳代のころから何ら変わってはいませんでした。

しかし、1歳代のころは、『まだ小さいから』 『まだものがわかっていないから』 と、青の自己中心的な行動を、大目に見てくることが出来ましたが、さすがに2歳を過ぎたら、そういうわけにはいかなくなってきました。

「もう2歳なんだから、さすがにこれくらいはわかってほしい・・・」
という思いから、わたしは、青の 『困った行動』 に対して、きびしく叱りつけることがだんだんと多くなってきて、ついには手まで出るようになってゆきました。

とくに、インターホンのいたずらなど、家族以外の他人に迷惑がかかってしまうことに関しては、周囲の目を気にして、さらに青をきびしく叱りました。

青を叱れば叱るほど、わたしはどんどん苦しくなり、ますます、自分の育児に自信が持てなくなってゆきました。

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2007年11月25日 (日)

言葉の育ち

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1歳2ヶ月のころ、青の言葉は、いったん少し育ち始めたかにみえたのですが、1歳の終わりごろまでには、なぜかすべて消えてなくなってしまっていました。
くわしくはこちら→ 1歳からの発達のお話(その2)

「2歳を過ぎたら、また少しずつ話しはじめるんじゃないかな・・・?」

とくに根拠もなく、ばくぜんと、そんな淡い期待を抱いていたわたしでしたが、2歳を過ぎてからも、青の言葉はいっこうに出るようすがありませんでした。

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ほんとうは、『ママ』 という響きはなんだか照れくさくって、青にはわたしを『おかあさん』と呼んでほしかったのだけれど・・・
『ママ』のほうが発語しやすくて、少しでも早く呼んでもらえるだろうという思いから、当時のわたしの呼び名は『ママ』で通すことにしていました。


■ ■ ■ ■ ■

このころ、青の言葉がなかなか出ないことを気にするわたしに、何人かの先輩ママさんが、よくアドバイスをしてくれました。

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先輩ママさんからのアドバイスは、だいたいいつも似通った内容で、
『子供が話す前に、親が要求を先まわりしてしまうから、自分で話す必要がなくて、なかなか言葉が出ないんじゃない?』というものでした。
ようするに、言い方を悪くすれば、親が子供を過保護にするあまり、言葉が育ちにくくなっているのでは、ということです。
『ひとりめの子は、どうしても手をかけすぎるからね~』
という言い方も、よくされました。

そういったアドバイスに、わたしはいつも疑問を感じました。
必要があるからしゃべる、ないからしゃべらない、言葉の育ちってそんな単純なもの?

それでも、ひとりめの子で、何もわからないところから手探りでやってきた青の育児に、わたしは自信なんてぜんぜんなくて、やっぱり、青の言葉が遅いのは、自分の接し方に問題があるのかもしれないと、思い悩みました。

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言葉の成長がゆっくりな子で、3歳になってやっと話すようになった、という話もきいたことがあるし・・・

青はまだ2歳を過ぎたばかりなんだから、
そんなに心配しすぎる必要はないよ。
(でも、2歳を過ぎて、ひとことも話せないなんて、
やっぱり何かおかしいのかな?)

そうこうしているうちに、明日にでも、
何か言葉が出はじめるかもしれないし。
(もしかしてこのまま・・・半年、1年たっても、
話せないままだったらどうしよう?)


楽観と、心配を行き来しながら、不安は少しずつ、大きくなってゆきました。

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2007年11月17日 (土)

青の夜泣き

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どうして、青は夜泣きするんだろう?



2歳児の夜泣きは、めずらしいことではありませんし、年齢的なもの、よくあることといえば、そうだと思います。原因を考えても、なかなかわかるものではないと思いますし、なんとかつきあっているうちに、いずれは終わってゆくもの・・・なのかも知れません。

それでも、青がこんなにも泣くのは、なにか理由があるんじゃないかな?
当時のわたしはいろいろと、思いをめぐらせました。

日中の運動が足りなかったり、お昼寝が長すぎて、眠りが浅いのかな?
寒いのかな?暑いのかな?のどがかわいたのかな?


それとも、なにか・・・心に不安があるのかな・・・?



青はもともと、赤ちゃんのときから眠りの浅い子でしたが、考えてみると、とくに夜泣きがひどくなってきたのは、芽々が生まれる少し前からでした。


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下の子・芽々が生まれる前後、青には、赤ちゃん返りらしいものが、少しもみられませんでした。
わたしに特別甘えてきたりすることもないし、逆に拗ねて反抗したりすることもない。
青はそもそも、母親のわたしに対するこだわり、愛着の薄い子供だったので、生まれて初めてわたしと離れ離れになった、芽々の出産のための入院中も、少しも寂しそうにはみえませんでした。
芽々の出産の入院中のお話はこちら 芽々、誕生

青にとって、わたしはたいして必要な存在ではないんだ。
ずっとそう感じて、寂しい思いをしてきました。

当時、青の夜泣きで、芽々まで起こしてしまわないようにと、青は夫と、わたしは芽々と、それぞれ寝室を別々にしていました。
わたしと青はそれまで、夜、離れ離れで眠ったことは一度もありませんでしたが、わたしは芽々の夜中の授乳(完全母乳)があるため、基本的に青の添い寝を夫に任せていました。

もしも青が、わたしにべったりのお母さんっ子で、夜、わたしと離れることを不安がる子だったとしたら、そういうことはしなかったかもしれません。
でも、青はお義母さんがいつも言うように、わたしがいなくてもきっと平気だから・・・夜、わたしと離れても、きっと大丈夫だろう。

寂しいけれど、そう思っていました。


でも、もしかして・・・?


もしかして、態度や行動で表面には出なくても、芽々が生まれてきたことで、青は不安になっているのかもしれない。
目にみえる赤ちゃん返りはしなくても、夜泣きが、青の不安の表れかもしれないとしたら?

わたしが思っている以上に、青が母親を必要としているのだとしたら、夜、別々に眠るなんて、してはいけないことだったんじゃないのかな・・・?
わたしはだんだんと、そんなふうに考えるようになってきました。

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母親として、きょうだいのどちらかとだけ添い寝をするなんて、不自然なことはやっぱりやめよう。
みんなで一緒に眠ったら、予想通り、青の夜泣きで、芽々を起こしてしまうことがあるかもしれないけれど・・・

そんなことがあったって、いいじゃないか。ふたりはきょうだいなんだから。


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青がもうじき7歳になる今でも、夜はまだまだ、みんなで一緒にくっついて眠っています。



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2007年11月12日 (月)

「かわいくない」(2)

子供を産むまでは、とくに子供好きというわけではありませんでした。

公共の場で騒ぐ子供を見ては、「うるさいなぁ・・・」と感じたり。かわいらしい赤ちゃんを見ても、「うわぁ可愛い!」というほどの気持ちにもならなかったり。
「こんな自分が、ほんとにお母さんできるのかなぁ・・・」
漠然とした心配は、実際に青を産んだとたん、どこかへ吹き飛んでしまいました。

可愛い、なんていうものじゃない。
胸が苦しいほど、いとおしく、そのいたいけさが、ただただ心配で・・・
大切なわたしの子、青。

それなのに、青を、「かわいくない」と感じる日が来るなんて・・・

当時、青と一緒にいると感じる、苦しさとはうらはらに、
下の子・芽々の存在に、わたしはとても心安らぎました。

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穏やかで落ちついた赤ちゃんだった、生後3ヶ月の芽々。
少しづつ、笑顔も見られるようになってきて、まさに癒しの天使ちゃん!

対する青、2歳1ヶ月。
あいかわらず落ち着きがなく、1日に何度も、理解に苦しむかんしゃくの大泣き・・・。そして夜は、まだまだ続く、キョーフの夜泣き!

このころの子育てのようすはまさに、
『青で消耗し、芽々に癒され』 という感じでした。

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まだ、ひとことも喋れないうえに、自分と他人の持ち物の区別もついていない青に、おもちゃの貸し借りのマナーなど、教えられるはずがありません。

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そんなわけで、あいかわらず、ご近所のママさん&子供たちの輪には、うまく入ってゆけないわたしたちでした。

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手のかかる子・青よりも、手のかからない子・芽々のほうが可愛く思える・・・だなんて、
わたしは駄目なお母ちゃんだ。

罪悪感を感じながらも、それがその当時の、どうしようもない本音でした。

そんな自分の、母親としての不甲斐なさを打ち消すかのように、芽々をわたしの母に預けて、いっしょうけんめい青と向き合おうとしては、腹を立てて、きつく叱ってしまったり・・・

そのころは、そんな毎日でした。

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2007年11月 6日 (火)

「かわいくない」(1)

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これまでに何度かお話ししたとおり、1歳代のうちは、絵本を見るということをほとんどしなかった青でしたが、このころから少しずつ、電車や乗りものの絵本を、すすんでページをめくって見るようになってきました。

そして、電車や乗りものがたくさん出てくる幼児ビデオに、青がどんどんはまっていったのも、このころです。
青は、ビデオを見ているあいだはとても大人しかったので、家事や芽々の世話などの忙しさにかまけて、せがまれるままに、つい何度も、繰り返し見せてしまったりしていました。


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そんなことをしたら、当然、画面が隠れて、テレビが見れません。
そこで、やめさせようとしたり、「見ていないのなら・・・」と、テレビを消そうとすると、青はものすごく怒ります。

そのうち、バランスが崩れて、ビデオの壁が倒れてしまうと・・・


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このころわたしの中で、青に対して、
これまでになかったある気持ちが芽生えました。

「かわいくない」

青が、とても手のかかる子供だと気づいてからずっと、しんどい子育てでした。それでも、初めての子で、大切で大切で、胸がぎゅっとなるほどいとおしくて・・・
それなのにいつのまにか、わたしの青に対する気持ちは、時には「憎らしい」と感じることもあるように、なってきていました。


この子はいったい何?

何を考えているのかわからない。
わたしの子なのに、こころがつながっている感じがしない。
ちょっとしたことでも、不機嫌になって、ぎゃあぎゃあと泣き叫んで・・・

青をみていると、わたしはとても苦しい・・・。

そんな気持ちが芽生えはじめたのは、芽々が生まれてからでした。
(2)へ続きます。

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2007年11月 2日 (金)

お散歩大作戦 !?

さて。
青、もうじき2歳です。

2人目の子・芽々の産後間もなくであろうと、青のあり余るパワーを、毎日どこかで消費させなければいけないという状況には、なんら変わりありません。
芽々の妊娠中の、青のパワー消費エピソードはこちら
そんな2人目ニンプ生活。

幸い、芽々の出産後の体調はとても良く、産後1ヶ月もしないうちに、芽々を近くに住むわたしの母にお願いして、青をなるべく外へと連れ出しました。

芽々は完全母乳だったので、青と外へ出られるのは、芽々の授乳の合い間だけ。
限られた時間のなかで、出産前のように、青を公園へ連れて行って、思いきり走り回らせてあげることは、なかなかできません。

ですから、このころの青との外出は、もっぱら 『お散歩』 が中心でした。

当時の青はあいかわらず、外へ出ても、なかなかこちらの思うようには歩いてくれません。
落ち着きなく、あっちをウロウロ、こっちをウロウロ・・・
手をつなぐことも、あいかわらず拒否。
青と、手をつないで普通に道を歩くことなど、そのころはまったく考えられませんでした。

「もうじき2歳になるというのに、このままではいけない・・・
少しづつ、公園以外の場所でも、ちゃんと歩かせる練習をしなくちゃ!」
わたしは思いました。

このころから、意識して、

『青を、なるべく公道で歩かせる練習をしよう!』

・・・などという、多動っ子のお母さんでなければ、何のことやらわからない目標を立てて、
『お散歩大作戦』(?)を、地道に実行していったのです。


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産後は、いくら体調が良いとはいえ、無茶をしてはいけないということでしょうね・・・

それでも、芽々がまだまだ眠ってばかりの時期は、青のことをなるべく優先して、何かをしてあげなくちゃ・・・という思いが強くて、いつのまにか、無理をしてしまったのだと思います。


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次回より、青の2歳代編・スタートです。

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