発達相談(1)
青、2歳4ヵ月のころ。
市の保健課の、発達相談の日がやって来ました。
それから、発達相談員さんは -------
1歳8ヶ月健診で見覚えのある、円・四角・三角のブロックの型はめのパズルや、ちいさな正方形の積み木などを次々に出して、「青くん、これはできるかな?」 というように、青に次々に課題を出してゆきました。
受けてみてわかったことですが、
市の保健課が用意している 『発達相談』 というものは、
実質、 『発達検査』 でした。
『検査』 と頭から言われてしまうと、身構えてしまったり、敬遠してしまうかも知れない、親側の心情への配慮から、あくまで『相談』という表現をされていたのでしょうか。
後からわかったことですが、このとき青が受けた課題は、
DQ(発達指数)というものを調べるためのテストでした。
■ ■ ■ ■ ■
青は時々、部屋に置いてあるおもちゃに脱線したりしていましたが、
相談員さんからの課題は、なんとかひととおり終了しました。
--------- 大丈夫ですよ、お母さん。
--------- 青くん、心配ありませんよ。
そんな答えを、期待していました。
「発達が遅れています」 --------
ずっと、ずっと恐れて、
なんとか目をそらそうとしてきたその 『現実』 を、
誰かの口から断言されたのは、それが初めてのことでした。
そのときの衝撃を、わたしは今でも、忘れることができません。
「青くん、お母さんが心配なのね。大丈夫よ」
相談員さんが、青にそう言葉をかけてくれました。
ずっと長い間、張りつめてきたものが壊れて、
堰をきったように、あふれて、あふれて・・・・・・
涙は、とまりませんでした。
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